特殊エフェクトのオリジナルプリセット
前回に書いた、Beat Sliceに続いて、今回はBeat Repeatです。前回のBeat Sliceと同じで、このエフェクトも、Youtubeに元ネタがあって、それを参考にして作ったのですが、元ネタ動画がどこにあるか分からなくなってしまいました。。。どなたかご存知の方、教えて頂ければすぐにリンク貼ります!
前回はサンプルを再生しながらブツブツと切る感じでしたが、今回のBeat Repeatは、
ツマミを上げた時に、その瞬間の音がリピート繰り返されるエフェクトです。
私もよく使うエフェクトですし、よく聞くエフェクトですが、この設定は実にCPUフレンドリーであります。
Beat Repeat
前回のBeat Slice同様、これもかなり使用頻度が高いプリセットです。先ずは前回同様、4Bar位の少し長めのサンプルをトラックに読み込ませます。
次にBeat Repeatを読み込ませます。
このBeat Repeatの設定を、Intervalを1/32、Grid 1/4、Chance 0%、Gate 4Bar、出力モードをMixからInsへ、という設定を行います。下の画像のようになります。
ちなみに、この出力モードをInsにすることで、リピート再生中はオリジナルの音が聞こえなくなります。
これを今回は6つ、コピーアンドペーストで増やします。こんな感じです。
これをグループ化します。Ctrl+Aの後に、Ctrl+Gでも良いですが、全部のAuto Panを選択した後に、右クリックでグループを選択してもOKです。そうすると、Macroが登場してきます。
次は各Beat Repeatで、Gridを指定します。Gridの部分を、それぞれ1/4、1/6、1/8、1/16、1/32、1Barに設定します。最後のやつは1/64と見せかけて1Bar設定です。最後のやつには少し違う設定をします。さらに分かりやすくなるように、MacroとBeat Repeatの名前も、4、6、8、16、24、32、1Barに変更してしまいましょう。下の画像では、名前とGridの値に注目して下さい。
1Barに設定した部分はこんな感じです。
後少しで完成です!次はMacroを割り当てていきます。Macroに当てる所は、4~32までは、四角で囲まれたRepeatと書いてある部分です。ツマミではありません。ボタンです。Repeatボタンの上で右クリック、それぞれ対応したMacroに割り当てていきます。
ここでMacro 1Barのみ違う事をしてみます。1Barと名付けたBeat Repeatだけ、四角で囲まれたRepeatと書いてある部分と、Gridの部分の二つをMacro 1Barにマップします。一つのMacroのツマミで、二つのパラメターを動かす仕組みです。
これではまだ上手く機能しません。ここからさらに、Audio Effect Rackと書いてある部分の横のMapボタンをクリックします。そこで、Gridの最小と最大の値を、最小1Bar、最大1/64にそれぞれ設定します。
ついでに、このままではちょっと使いにくいので、他のMacroの最小値を5にしておきます。1BarのGrid以外は、Macroの値が5以上になったら、RepeatがOnされる、という仕組みです。下画像を参考にして下さい。デフォルトだと、最小の値が64になっていて、ツマミを半分以上ひねらないと、RepeatがOnにならないので、こうしました。
完成!
完成しました!サンプルを流している最中に、Macroのツマミを動かしてみて下さい。ライブなんかでよく聞く例のエフェクトが、簡単にツマミ一つで可能となります。1Barに関しては、ツマミを回すにつれて、RepeatのGridが狭まるような設定なので、ポイントポイントで上手に使ったら、結構面白いと思います。
以上です!ありがとうございました!