サクッと方法だけ纏めたかった
Pro-Q3でのSideChainは何度もやっているのですが、ちょっとAbletonでは複雑で、ついつい「あれ?これ何かやり方他にあった?」となる事が多いので、ちょっと自分のブログにメモ代わりに纏める事にしました。
というのも、原因はこちらの動画を見た事です。
www.youtube.com
因みに、この動画の通りやったら、このブログを書いている2020/09/29の、Live 10とPro-Q3だったら、間違いなく外部SideChainが出来ます。これで間違いないです。それにこのやり方は、応用も効くと思います。
ただ、この後手順を紹介しますが、この手順は結構複雑です。これホンマ必要なんか、というのを、ちょっと検証しながら、実際音を聞いてやってみようと思います。今現在私も、ちょっと不確定な事が多い状態で書いていますので、どうなるか分かりませんが、とりあえずやってみます。
動画で行われていた作業
動画見たら分かるんですが、一応簡単に纏めます。とりあえず、Kick、Top Drums、Bassの3つのトラックを適当にサンプル組み合わせて作ってみます。Kickが鳴った時に、Bassに対してSideChainを行う、という感じでいきます。とりあえず、何も考えずに、この動画のやり方を纏めて、SideChainが出来るようにします。
まずはReturn Trackを作成します。
SideChainの引き金の方のKickを100%Return Trackに飛ばします。
この状態だと、Kickが二重に聞こえてうるさいですね。ですので、Return Trackの方のAudioをBassのPro-Q3 SideChainに飛ばしてしまいます。
ここまで来て、漸くPro-Q3の調整です。多分最初からそうなっていると思いますが、一応。BassのPro-Q3を開いて、右下のAnalyzerと書いてある所をクリック。SideChainを選択します。
そうすると、Kickの周波数もBassのPro-Q3内で見れることが分かります。赤くなる所がマスキングです。ホンマこのEQ便利すぎます。
次に上の画像の赤丸内の説明をします。この辺は知ってる方は読み飛ばして下さい。持ってる人は皆知ってる内容と思います。何も考えずに、ここの小さい矢印を動かしますと、
こんな感じでメーターと電源ボタンと☓ボタンが出てきます。
触ったら分かるのですが、電源ボタンは赤くなってる時は動いて無いときですね。ここで大事なのは、この上を向いた矢印。
コレをクリックすることで、音のトリガーをSideChainにします、という設定になります。今回の場合はコレを押しとかないと意味ない訳ですね。これでSideChain完成です。ちゃんとKickが鳴った時だけ下がっています。
Kick、Top Drums、Bassの3つのトラックを全部再生したものを4小節。分かりやすいように、次の4小節はSideChainの効いたBassの音だけをリサンプリングした物を聞いてみます。分かりやすいように、結構極端なGain設定をしています。
soundcloud.com
ちゃんと出来ているようです。しかし、これ、私頭が鳥並みと言ったら鳥に失礼なんですが、この過程をよく忘れます。「ええと、、、Return Trackを作って、、、ぐぎぎ、、、」と、まぁこうなります。何回もやってるんですけどね。全く、信じられません。
というか、このReturn Trackを作る過程って必要あると?って感じです。Pluginboutiqueの公式動画っていうか、ジョシュア氏に文句つけてる訳ではありませんが、このReturn Trackを作る理由がいまいち良く分からんとですたい。いや、Return Trackがどういうものか、っていうのを知って、応用的に使う、という意味では、この動画の知識は役に立ちます。が、私は鳥なので、一回整理が必要。今回の記事を書くことにしました。
普通にやってみる
普通に他のコンプとかと同じ様に、SideChainの設定をしてみます。
先ずは先程のReturn Trackを削除します。基本的にはもうさっきの過程でSideChainの方法は完成していますので、Return Trackを消して、普通にBassに通したPro-Q3のSideChainで、External InにKickを設定、これだけです。
う~ん、早い。先程Return Track作って、Sendを全開にして、こっちにReturn Trackの音を飛ばして、、、とか、そういうの一切有りません。SideChainの所プルダウンして、Kick選択して終わりです。
さて、これで動いてたら話は早いのですが、どうでしょうか。
いや、動いとるやんけ。
落ち着け。何か不備が有るかもしれません。今まで私がReturn Trackからの過程を真面目に行っていたのは何だったのか考えるのはまだ早い。実際音を聞いてみましょう。先程と同じ感じで、Kick、Top Drums、Bassの3つのトラックを全部再生したものを4小節。次の4小節はSideChainの効いたBassの音だけを聞いてみます。
Gain設定なんかも一切変えていません。
soundcloud.com
あ、これ一緒だわ。
多分アレだと思います。この動画を撮った時は、なんか知らんけどこのSideChainのプルダウンが無かったんでしょう(錯乱)。別にアレですよね、Return Trackの応用的な使い方として、実にこう、勉強になったから、余計なものなど無いよね、とギフハブに追われている有名人の名曲にもありますし、コレはコレでいい勉強だったと思います。
何か「いや、そんなん最初からデフォルトのSideChainで出来るの当たり前やん、、、」と思われた方にとっては微妙極まる内容になりました、、、すいません、、、とりあえず何でも調べるんじゃなくて、自分でやったら出来る事なんですけどね。こういう遠回りってよくやります。
以上ありがとうございました!