Sound Lab Kichizyo

Ableton Liveのアレコレ

Ableton Live

BeatのHumanizeとか言われるテクニック その1

いくつかの手法を記事にしてまとめる そもそもHumanizeとか何なん、って話ですが、今回はドラムに関してですが、人間が叩いたっぽく編集することです。それなら自分で叩いたら良いやん、というのは実にそうなのですが、アレって結構難しいですよね。私は出来…

Clipのススメ

Clipは素材の宝庫 よく言われる事ですが、このAbletonの機能の一つ、Clipは結構無視されがちです。が、実は使ってみると、Clipは曲のアイデアがうまく出てこない時、曲を何か始めたい時にとても役に立ちます。 そもそもこのClipは何かと言いますと、個別に購…

Modulatorsに関して

動的でオリジナリティのある音作成に便利 今回は、Live 11ではModulatorsの中に入っている3つのツール、Envelope Follower、LFO、Shaperに関してのメモ書きです。これはAbletonが開発したM4Lのようです。CVに関しては、私はCV Gateが有るような楽器は持って…

Ableton Live 11 Hybrid Reverbを理解する

Live 11の目玉エフェクト おそらくLive 11を使っている方の多くが、今回のアップデートで一番嬉しかったのは、このHybrid Reverbでは無かろうかと思います。今まで、「Abletonはリバーブがね、、、」「DelayはEcho出て、色々面白くなったけどリバーブは正直…

Ableton LiveのResonatorsを理解する

Resonatorsを上手に使おう どのDAWでもそうですが、デフォルトのエフェクトを効果的に使うことは、とても重要です。Abletonは、SuiteでM4Lを使える人は特にそうですが、エフェクトがとても多いです。M4Lまで色々扱いだしたら大変なので、とりあえずデフォル…

Ableton Live 11のSpectral Resonatorが面白い

Live 11からの新機能 以前にLive 11の新機能を調べて記事を書きました。こちらです。 kichizyo.hatenablog.jp 上記リンク記事では新しいエフェクトやInstrumentsについては書いていません。というのも、Live 11の新機能は、結構その一つ一つで記事が書けそう…

Ableton Live 11の新機能をぼちぼち触ってみる

とりあえず使ってみる 基本的に、出たばっかりのソフトをこんな風に速攻でインストールして使う、という事は良くないのですが、Abletonのブログ書いてるんだし、こういう素人で一般ユーザーのブログは人柱となるのが一つの意義と思い、人柱レビューしてみま…

MusicTechの記事:Critical mixing advice in Ableton Live 10を纏める

Mix前に読むと良いような記事 結構基本的な事を多く扱っている記事で、Abletonの機能の活用も書いてあり、「よし!今からMixやで!」という時に一回サラッと読んどくと良いような、色々な注意点や便利機能を纏めた文章が欲しくて、書く事にしました。何度か…

Ableton LiveでReturn Trackを12個以上作る方法

Return Trackの上限は12個 Ableton Liveのバージョンは、現在10.1です。そろそろ11が出てどうなるのか分かりませんが、とりあえずこのバージョンでは、Return Trackは12個までしか作れません。試してみるとこんな感じで、 右クリックをしても、新規リター…

Utility Deviceはとても便利

Mixの時に特に便利 Utilityはパッと見全然使えなさそうな、「こんな機能シンセとかについでに付けられてるやろ」的な感じがありますが、とりあえず突っ込んどいたら、とても便利なデバイスです。 特にMixでは便利です。最近は殆ど全トラックにUtility突っ込…

様々な手法でStutterなエフェクトを作ろう

Ableton Liveでは色々やり方があるStutter そもそもStutterエフェクトとはなんぞや、という話ですが、よく人がどもるのをStutterとか言いますし、機械とかがガタガタ支えてるのも、Stutterと言ったりします。つまり、そんな感じで、一般的にDAWでStutterエフ…

Ableton LiveのDistortionをまとめる

歪みは良いもの Distortionとして纏められる歪みですが、色々な種類が有ります。Mix的な使い方では、TubeとTapeディストーションがよく使われます。 kichizyo.hatenablog.jp こちらの記事で、Mix的な使い方は、簡単に纏めていますが、 ・Distortionはトマト…

Side Chain Trackを作ってグルーブを作る

Sidechainを応用する 良くあるSidechainの使い方ですが、BassトラックにCompを入れて、Kickが鳴っている時にBassをヘコませて、低音をスッキリさせる、という手法があります。Mix的な使い方で、BassとKickがごちゃまぜになる、という、一番難しい所の解決手…

Accusonus Rhythmiqの実用的な使い方は

色々な使い方がある 基本的には、ループのオーディオファイルを読み込ませて、適当に触ってたら、ループをどんどん変えて行ってくれる、というプラグインです。 ちなみに、4Bar Loopまでしか読み込みできません。ちょっと長いループを読み込ませようとする…

MasterトラックをSample編集

オーディオバウンスの効果 Ableton Liveの特徴は、やはりサンプル編集の優秀さが第一と考える方も多いと思います。前回書いたClip Viewに関する記事もそうですが、こういった編集手法は、Ableton Liveならでは、という所があります。 kichizyo.hatenablog.jp…

いい感じのFilter Effect Rackを作る

Filterを積極的に使ったフレーズ作成に便利 SoundToysに、FilterFreakというプラグインがあります。こんなやつです。 ちなみに1と2があって、文字通り1はFilterが一つだけあって、2はFilter二つ組み込まれてる、というものです。 このFilterFreak、Filte…

Ableton Liveでのサンプル編集 Clip Viewを使いこなす

Ableton LiveでのSample編集の考え方 近年Midi InstrumentとしてのDAWのサンプラーと、原音をそのまま扱うサンプル編集が、共に優秀になってきて、サンプル編集とMidi編集の境界線が曖昧になってきている、と言われています。 特にAbleton Liveでは、Simpler…

Reverb and Reverseというテクニック

名前の通りのテクニック Youtubeなんかでも、この手法を紹介している方が結構居るかと思いますが、結構よく聞く音だし、便利な手法なので、一度ここでも紹介してみます。Reverb入れて、Reverseする、という、ホントそのままの手法なのですが、応用も効き、使…

最近1からAbleton Liveの勉強をし直している事について

勉強中です 最近Ableton Liveを扱っていて、よく思っていたのが、 色々プラグインで解決しすぎ という事です。これをやってると、あまりAbleton Liveの扱いが上手にならないんじゃないかなぁ、と思い、ここは一から頑張って勉強しよう、と心を新たにし、色々…

Ableton Liveで簡単にPoly-rhythmを作ろう

ポリリズムとはなんぞ 作曲者の方々は色々意図する所があり、リズムを作成すると思いますが、複雑なリズムの代表格はポリリズムではないでしょうか。 そもそもポリリズムって何か、という話ですが、こちらのブログの記事の説明が一番分かりやすいのではない…

Ableton Liveで曲の続きが作れないときの打開策

Liveの機能を使って新しいフレーズを作る 曲の作り方は色々あります。歌ものではメロディーからという人も多いと思いますが、コードから作るという人もいますし、詩のイメージから作るという人も居ます。 知り合いのプロの方が、曲を提供する時に有名なアレ…

Ableton LiveでDJスクラッチエフェクトを作ろう

プリセットを作っておくと便利 以前の記事、 Ableton Live 10 マストテクニック50 の6番目で紹介しましたが、今回はそれをもう少し作り込んでみようという記事です。スクラッチは、DJの人は普通にやっていますが、実際やってみると、何やこれって感じで、普…

Ableton LiveのデフォルトDelayに注目しよう

実はあんまり気にしたことなかった 最近は「Delay使うか、とりあえずSoundToysのEchoBoyブチ込んだれ」となってしまっています。確かにEchoBoyは私も大好きなプラグインですが、何でもかんでもEchoBoy、ってなっても良い位にはEchoBoyは好きですが、Ableton…

Multi Band Effect Rackを作ろう

結構便利なMulti Band Effect 曲を作っていたら、「この帯域だけエフェクト入れたら面白いかも」と思う時は結構あります。 Multi Band Compは結構昔から使われていますし、EQやStereo Imagerなんかも普通にMulti Band処理はあります。前回の記事を書いていた…

Original Channel Stripsを作ろう

Ableton LiveのMixerは駄目? 昔から言われる事ですが、Ableton LiveのMixerは駄目だ、という声を聞きます。確かに分からんでも無いです。こちらがAbleton LiveのMixer。 Reason 11はこれ。 一番右を見てもらえたら分かりますが、In, Dyn, EQ, Ins, Fx, Ins,…

Simplerスライスモードの活用

タイミングを合わせる為と作曲の開始点 大分前の記事で、SamplerはSimplerの上位互換!とか調子乗って書いてましたけど、SamplerよりSimplerのほうが良い所は普通にあります。Simplerで出来ることは大体Samplerで出来て、Samplerで出来ることはSimplerで出来…

Ableton Live 10 マストテクニック50

Tips And Tricks どのDawソフトも、大事なことは使いやすさを最大限に活かす事だと思います。そのために必要な事は、ショートカットだったり、最低限の機能を知ることだったりします。 そのために丁度よい動画を発見したので、ご紹介します。 こちらが元ネタ…

コードジェネレーターを作ろう

Abletonデフォルトのエフェクターで作成 おそらく多くの方々が参考にしている動画シリーズとは思いますが、最近のAbleton Meet Up In Tokyoの動画で、コードジェネレーターを作成する動画が面白かったので、ちょっと作ってみました。ちなみにAbleton Meet Up…

Reason Studios:Reason 11レビュー

購入 私が最初に触ったDAWはReasonでした。アメリカの学校でElectronic Musicの先生が、ReasonとFL Studioを使っていて、Reasonを主に使った授業でした。今考えると、当時のReason、確かReason 4だったと思いますが、DAWというより、超高機能シンセというか…

Abletonの出版した本、74 Creative Strategies for Electronic Music ProducerのFormal Skeletonsに関して

Abletonが出した本 最初見た時は意味不明でしたが、読んでみると、Ableton的には、「もっとこういう考え方したら、Electronic Musicは簡単なんや!」という事を世に知らしめたかったのではないかと思います。 この本ですが、冒頭にこんな感じの事が書いてい…