Sound Lab Kichizyo

Ableton Liveのアレコレ

Mixing

EQについて真面目に取り組んでみる その5~MS EQその2~

実際MS EQはどんな使われ方をしているのか 前回の記事で、MS EQに関して、前知識というか、基本的な所を参照記事や動画から書き出してみました。実際どうやって扱うかに焦点を当てたこの記事よりも、むしろ前回の記事の方が重要な事を書いていると思います。…

EQについて真面目に取り組んでみる その4~MS EQその1~

様々な方面からのEQの話 やってはいけないの2つの記事と、Dynamic EQの記事と続いて、今回はMS EQです。このMS EQですが、正直あまり使っていなかったのですが、しっかり使えたらカッコいいなぁと思って調べてみました。 一応今回のMS EQで、EQについて真面…

EQについて真面目に取り組んでみる その3~ダイナミックEQ~

今回もEQネタに関してですが、何度か書いている通り、私は素人です。あくまでこんな感じの情報を、こんな感じにまとめたんだねぇ、位の感じで読んでもらえると有り難いです!趣旨はこのシリーズの序文に書きました。特に内容は無いのですが、もしお時間あり…

EQについて真面目に取り組んでみる その2~やってはいけないから Part2~

前回と同じ形式 前回の記事 kichizyo.hatenablog.jp と同じで、「やってはいけない」からEQに取り組んでみます。今回の動画はこちらです。 www.youtube.com www.youtube.com またWarren Huart氏の動画を一つです。2つ目の動画も結構再生回数がある有名な動…

EQについて真面目に取り組んでみる その2~やってはいけないから~

やってはいけない事からの分析 基本的にこういうのは、「こうするべき」というのより、「この使い方や考え方は避けるべき」という方が、自由度が高いですし、分かりやすい傾向がある気がしますので、こういうEQの使い方は避けるべき、という所から、様々なプ…

EQについて真面目に取り組んでみる~序文~

EQ難しいです この記事は、このシリーズの趣旨と概要を書いたもので、特に読まなくて大丈夫です! 先に言っておきますが、私はDAW歴はそれなりに長いだけの素人です。所詮素人の意見ですが、様々な方の意見を参考にしながら、理屈で納得できるようなEQに関し…

MusicTechの記事:Critical mixing advice in Ableton Live 10を纏める

Mix前に読むと良いような記事 結構基本的な事を多く扱っている記事で、Abletonの機能の活用も書いてあり、「よし!今からMixやで!」という時に一回サラッと読んどくと良いような、色々な注意点や便利機能を纏めた文章が欲しくて、書く事にしました。何度か…

Ableton LiveでReturn Trackを12個以上作る方法

Return Trackの上限は12個 Ableton Liveのバージョンは、現在10.1です。そろそろ11が出てどうなるのか分かりませんが、とりあえずこのバージョンでは、Return Trackは12個までしか作れません。試してみるとこんな感じで、 右クリックをしても、新規リター…

Utility Deviceはとても便利

Mixの時に特に便利 Utilityはパッと見全然使えなさそうな、「こんな機能シンセとかについでに付けられてるやろ」的な感じがありますが、とりあえず突っ込んどいたら、とても便利なデバイスです。 特にMixでは便利です。最近は殆ど全トラックにUtility突っ込…

PadのMixingに困ったので勉強して纏めた

皆大好きなPad Sound Pad音はとても良いものです。私はPadを使わない曲、というのは基本的に無いというくらい、Padを多用しますし、今の音楽はPad音が使われることは実に普通だと思います。 しかし、このPad、皆大好きなのですが、Mixingになると、いきなり…

最高のEQと呼ばれるFabfilter Pro-Q3のExternal(外部)SideChainをAbletonで行う方法

サクッと方法だけ纏めたかった Pro-Q3でのSideChainは何度もやっているのですが、ちょっとAbletonでは複雑で、ついつい「あれ?これ何かやり方他にあった?」となる事が多いので、ちょっと自分のブログにメモ代わりに纏める事にしました。 というのも、原因…

Reverb and Reverseというテクニック

名前の通りのテクニック Youtubeなんかでも、この手法を紹介している方が結構居るかと思いますが、結構よく聞く音だし、便利な手法なので、一度ここでも紹介してみます。Reverb入れて、Reverseする、という、ホントそのままの手法なのですが、応用も効き、使…

片っ端からオーディオにバウンスしてからMixした話

切っ掛けはPositive Grid Bias FX2 ずっとWavesのGTR3を使っていたのですが、流石にこれ10年以上前のアンシュミですし、ちょっと無理があるだろう、という事で、Positive GridのBias FX2がセールだったので購入しました。 結果として、プラグインの進歩を本…

Ableton LiveでDJスクラッチエフェクトを作ろう

プリセットを作っておくと便利 以前の記事、 Ableton Live 10 マストテクニック50 の6番目で紹介しましたが、今回はそれをもう少し作り込んでみようという記事です。スクラッチは、DJの人は普通にやっていますが、実際やってみると、何やこれって感じで、普…

Ableton LiveのデフォルトDelayに注目しよう

実はあんまり気にしたことなかった 最近は「Delay使うか、とりあえずSoundToysのEchoBoyブチ込んだれ」となってしまっています。確かにEchoBoyは私も大好きなプラグインですが、何でもかんでもEchoBoy、ってなっても良い位にはEchoBoyは好きですが、Ableton…

Multi Band Effect Rackを作ろう

結構便利なMulti Band Effect 曲を作っていたら、「この帯域だけエフェクト入れたら面白いかも」と思う時は結構あります。 Multi Band Compは結構昔から使われていますし、EQやStereo Imagerなんかも普通にMulti Band処理はあります。前回の記事を書いていた…

Original Channel Stripsを作ろう

Ableton LiveのMixerは駄目? 昔から言われる事ですが、Ableton LiveのMixerは駄目だ、という声を聞きます。確かに分からんでも無いです。こちらがAbleton LiveのMixer。 Reason 11はこれ。 一番右を見てもらえたら分かりますが、In, Dyn, EQ, Ins, Fx, Ins,…

Waves Q Cloneを使った各種プラグインの分析とプリセットを使った有効活用

本来はハード持ってる人用 Waves Q Cloneは、Wavesのバンドル、Diamond、Horizon、Mercuryに含まれているプラグインです。 本来はこのプラグイン、ハードを持ってる人用の製品です。実はすごく便利で、ハードのEQが持っている周波数を測定、解析して、上記画…

Voxengoのマスキングメーターを様々なEQと使う

マスキングメーターに必要な機能 近年では、マスキングメーターはミックスの必需品になっています。従来のスペアナでも、ある音の波形を保存させて、その後他の音と比較させて、マスキングの場所を調べる、とかは出来ますが、普通に面倒くさいです。しかし、…

MixにおけるReverbの使い方 その3

リバーブのワークフローと総まとめ 最初の記事はこちら。参考にした記事と、リバーブのパラメター、働き、基本的な種類について。 kichizyo.hatenablog.jp 2つ目はこちら。リバーブとEQの併用、また、BPM同期リバーブについてです。 kichizyo.hatenablog.jp…

秘密のReverbテクニック

そういうタイトルの動画 Abletonの公式に紹介されていた動画に関しての記事です。動画はこれです。 www.youtube.com 本来こちらで紹介する予定でしたが、 kichizyo.hatenablog.jp ちょっと長くなりそうでしたし、別記事にしました。Mixで使えそうなテクニッ…

MixにおけるReverbの使い方 その2

リバーブのHow to 前回の記事はこちらです。 kichizyo.hatenablog.jp 参考にした記事もその1に書いていますので、よろしくお願いします。 今回の記事 具体的な作業のワークフローを作るのが最終目的なのですが、この記事では、EQ設定、Time設定、その他特殊…

MixにおけるReverbの使い方 その1

Reverbは難しい Mixで簡単なものなどありませんが、 Reverbは、一番直感的にMixで使われているエフェクト ではないでしょうか。ソレが悪い、というか、音楽に良いも悪いもありませんが、どうしても直感的な使い方を続けると、学ぶことも少なくなります。実際…

テンションの作成とオートメーションのパターン化 その3

続きものです その1はこちら kichizyo.hatenablog.jp その2はこちらです。 kichizyo.hatenablog.jp オートメーションのスキルアップをテーマにした記事ですが、その1ではなんでこんな話になったのか、とオートメーションの基礎、その2では基礎のパラメタ…

テンションの作成とオートメーションのパターン化 その2

オートメーションの引き出しを増やす 前回の記事はこちらです。 kichizyo.hatenablog.jp 続きはこちらです。 kichizyo.hatenablog.jp 以下の記事を引用し、纏めています。 A Guide to Automation and Movement in Music | Hyperbits 8 automation tricks eve…

テンションの作成とオートメーションのパターン化 その1

何となく曲がイケてない時 ある程度曲が完成したけど、何となく細部が詰めれてないというか、もう少しこう、動きが無いんですか?みたいになる時がよくあります。そういう時にどうしたら良いのか、というのを一度調べてみたのですが、テンションの作成とオー…

McDSP 6060 EQレビュー

Abletonユーザーはこちらを先に読んでみると良いと思います kichizyo.hatenablog.jp 令和元年12月3日の記事です。結構致命的な事が書いているので、一応ご参考までに。 (令和元年12月3日追記) ProToolsの緑のやつ 何となくProTools専用の緑のアレというイ…

Free Guide: Mixing with iZotopeの要点を纏める その4

続きものです その1から順番にリンクは以下です。 kichizyo.hatenablog.jp kichizyo.hatenablog.jp kichizyo.hatenablog.jp 長かったMixing with iZotopeのシリーズも、とうとう終わりです。そしてこの最後の記事ですが、正直微妙な内容です!各楽器の注意…

Free Guide: Mixing with iZotopeの要点を纏める その3

続きものです 原文はこちら Mixing with iZotope その1はこちら kichizyo.hatenablog.jp その2はこちら kichizyo.hatenablog.jp 最後はこちらです。 kichizyo.hatenablog.jp では続きです! MixにおけるTime based effect(リバーブ等) ・曲の空間調整、音…

Free Guide: Mixing with iZotopeの要点を纏める その2

前回の続き Mixing with iZotopeの本文はこちらのリンクから。 Mixing with iZotope 前回の記事はこちらから 前回の記事にも書いていますが、私がななめ読みで、重要と思った部分だけ翻訳したもので、完璧な訳ではありません。しかも箇条書きです。誤字脱字…